2012.05.02 のニュース
ガソリン販売3.2%増 灯油横ばい・燃料油8.3%増
経済産業省が発表した3月分の「石油統計速報」によると、燃料油の国内販売合計が1828.7万KLとなり、前年同月に比べると8.3%の増加となり、4ヵ月連続して前年を上回った。
油種別の販売量をみると、ガソリンが486.5万KLで前年同月比3.2%増、ナフサが360.1万KLで2.4%減、ジェット燃料油が38.3万KLで17.8%減、灯油が245.3万KLで横ばい、軽油が296.3万KLで7.1%増、A重油が147.8万KLで1.3%増、B・C重油が254.5KL麗で89.7%増となった。
燃料油の生産が1712.7万KLで7.9%増となり、9ヵ月ぶりに前年を上回った。輸入が269.5万KLで5.4%増となり、5ヵ月連続して前年を上回った。輸出が193.8万KLで1.4%減となり、5ヵ月連続して前年を下回った。在庫が1010.3万KLで3.6%減となり、2ヵ月連続して前年を下回った。
原油の動向では、原油輸入量が2075万KLで前年同月比113%増となり、2ヵ月連続して前年を上回った。
原油輸入量の多い順を国別にみると、サウジアラビアが678万KLとなり14.4%増、アラブ首長国連邦が401万KLとなり10.5%減、カタールが197万KLとなり5.7%減、クウェートが167万KLとなり45.4%増、イランが133万KLとなり36.4%減となっている。
なお、今月の中東依存度は82.0%、前年同月に比べると8.9ポイント減と4ヵ月連続して前年を下回った。