2010.08.24 のニュース
原油下落で値下げ圧力 ガソリン市況に影響か -夏場商戦は終盤で減販-
原油価格が値下がりしており、仕切価格も値下がりとなるため、ガソリンの末端市況への影響が注目される。原油価格はWTIで75ドル/バーレル前後、中東物は73ドル前後となり、東工取の先物もガソリンは52円/L、灯油は51円/Lで推移しているが、業転市況は陸上が堅調であるため、ガソリンの末端市況も小幅な値下がりに止まっており、実勢は横ばいで推移している。しかし、8月も下旬に入り、夏場商戦も終わりに近づくのと、原油価格の値下がりが圧力となって、今後のガソリン市況は値下がりが心配となってきた。原油価格が現在の水準を維持すれば問題はないが、70ドルを割ることになると元売の実績にも影響が出そうである。