2012.10.10 のニュース
ガソリン仕切据え置き 値下げ基調に歯止め ~末端は市況維持へ~
みずほ総合研究所の週動向調査(1日)のガソリン全国平均価格は149円/Lとなっているが、参考値では20銭の小幅な値下がりとなり、8月から値上がりが続いていたが、10週ぶりの値下がりとなった。
市況が小幅な値下がり基調に転じたことから、今後も値下がりが続くと予想される。ただ、仕切価格が1日より据え置きとなったことから、下げ止めから市況維持も考えられる。
一方、一部では9月末から値下がりしている地区もあり、今後の原油価格次第となるが、市況維持が難航するという見方もある。
現在、ガソリン販売が落ち込んでいるため、市況が値下がりすると、販売業者間の価格競争の再燃が懸念される。
ただ、販売業者は仕切価格が連続値上げとなった夏場では、ユーザー転嫁に取り組みマージンを確保していたため、今回は値崩れを防止するものとみられる。