2013.06.12 のニュース
全石連関東 業転との価格差是正を 市場の正常化を訴える
全石連関東支部は7日、「平成25年度通常総会」をホテルセンチュリー静岡(静岡市駿河区南町)で開催し、平成24年度事業報告同決算報告、25年度事業報告案、同収支予算案などを審議した。
森支部長(写真)は「現在、石油流通価格が問題となっており、系列仕入と業転との価格差がますます拡大している。過去の業転玉の流出は5%程度であったが、このところ25%~30%と増加しており、これが市場を混乱させている。元売各社が身の丈にあった生産を行なわないと、この情勢は解消されない」と述べた。
また、現在の市場について「国内の原油処理能力は約440万バーレル/日であるが、今月から各製油所が定期修理に入ったため、約30万バーレル/日が停止している。本来なら需給バランスが保たれているところであるが、現状は販売減のため、需給緩和となっている。その結果、4月~6月の業績は、元売、販売業者とも赤字となる」と市場の正常化を訴えた。