2014.02.25 のニュース
WTI小反落102.92ドル 利益確定売りが優勢
20日のNYMEXの原油先物相場は、中国の景気鈍化懸念やドル高を背景に小反落した。この日納会を迎えたWTIの中心限月3月物は前日比0.30ドル安の102.92ドルで終了した。下落は3営業日ぶり。4月物の終値は0.09ドル安の102.75ドルだった。
この日発表された2月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数速報値が48.3と7ヵ月ぶりの水準に落ち込んだ。原油相場はこれを嫌気して安寄りした。ただその後は、午前中に発表された一連の米経済指標が強弱入り交じる内容だったことから、もみ合いを続けた。新規失業保険申請件数はおおむね市場予想通りとなり、1月の消費者物価指数も予想に沿った結果となった。1月の景気先行指標総合指数は前月から小幅上昇したものの、フィラデルフィア連銀の景況指数は大幅低下した。
米石油在庫統計も大きな材料とはならなかった。