日刊ニュース

2010.10.27 のニュース

9月分4万461円 1.3ドル上げも円高で小幅下げ

 財務省の「貿易統計」から、石油連盟がまとめた9月分の「原油CIF旬間速報によると、9月平均のCIF価格は571円に比べ110円の値下がりとなった。
 9月平均のドルベースは75.96ドル/バーレルで、8月平均の74.66ドルに比べると1.30ドルの大幅な値上がりとなっているが、為替の平均が84.68円/ドルで、8月平均の86.39円より1.71円の円高に転じたことで、CIFは小幅な値下がりとなっている。
 旬間の変動をみると、上旬は75.65ドルで7月下旬の75.04ドルよ0.61ドル値上がり、中旬が0.29ドルの小幅な値上がりで75.94ドル、下旬は0.37ドル値上がりで76.31ドルとなり、1ドル以内の小幅な値上がりが続いた。
 ドルベースは、5月上旬の85ドルを突破する高値からCIFは5万円超え寸前まで値上がりしたが、5月中旬からは値下がりに転じ、その後も値下がりが続き、7月下旬には75ドルを割っていた。
 一方、為替レートは円高へ移行、7月上旬の90円台から80円台に、その後さらに円高が進み、9月中旬には85円を割り、下旬まで84円台となっていた。そのため、CIFは8月上旬から4万1000円以下を小幅に上下している。

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