2014.06.20 のニュース
WTI小幅続落106.36ドル イラクの供給懸念が後退
17日のNYMEXの原油先物相場は、ドル高・ユーロ安による割高感やイラク情勢を背景にした供給懸念がやや後退したことを受け、小幅続落した。WTIの中心限月7月物は前日終値比0.54ドル安の106.36ドルで終了した。8月物は0.43ドル安の105.87ドルで引けた。
イラクのイスラム過激派の攻勢が続く中、同国北部にある国内最大規模の製油所は依然として閉鎖されているが、油田や原油供給への影響は限られているとの見方が多い。
外為市場では、米長期金利の上昇を眺めてドルがユーロに対して上伸。ドル建てで取引される原油相場の重しとなり、上値を抑えた。
市場では、今夕と翌18日朝に発表される米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)の週報が注目されている。