日刊ニュース

2014.10.24 のニュース

ガソリン仕切価格改定 JX3円、出光は3.5円下げ 3週連続で累計7~7.5円下げ

ガソリンの仕切価格は、23日から30日適用でJXが3円(前週3円)、出光が3円50銭(2円50銭)の各値下げとなった。
2週間でみると各6円の値下げとなるが、前々週はJX賀1円、出光が1円50銭の値下げとなっているため、3週の累計で7円(JX)~7円50銭(出光)の値下げとなる。10月に入って連続しての値下がりとなり、原油価格の急落を反映している。原油(ドバイ)は、9月で100㌦/バーレルであったものが、足元は85㌦へと15㌦の急落、為替は107円/㌦程度で推移している。しかし、原油価格は横ばいで推移しているため、コスト変動は安定していることから下げ止めとなっている。調整期間は終り。次週から市況立て直しとなるものとみられる。
原油反発で下げ止めか 調査価格は163円90銭で1.4円下げ
 ガソリン仕切価格は、10月に入って3週間連続して値下がりとなった。累計では7円以上の大幅値下げとなった。原油価格の下落を反映したものであるが、23日からの値下げと受けて末端市況も値下がりとなるが、足元の原油価格は反発しており、次週からは値上
げに転じることも予想される。
 そのため販売業者も、周辺のSSの動向に対応した動きとなるが、原油は80㌦/バーレルを割ることはなく、反発が見込まれているため、下げ過ぎを警戒している。
末端市況は下落が続いているが、街道沿いSSでは
160円が少なくなり、150円台が多くなっており、安値は150円を割って148円も散見している。
 東商取の先物も70円/ (税抜き)となり、9月末の80円に比べ10円の値下がりとなっている。
 石油情報センターの調査価格(20日)は163円90銭/ℓとなり、前週に比べ1円40銭の値下がりで14週連続の値下がりとなった。
 通算では6円の値下がりとなっている。次週も値下がりも見込まれるが、原油価格も反発する動きをみせているため、今が底値とみられる。
 原油価格はOPEC総会までの産油国間の駆け引き、地政学リスクの緩和、世界の石油需給動向など流動的であるが、80㌦を割ることはないとの見方が一般的である。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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