2014.12.05 のニュース
原油急落で仕切大幅値下げ ガソリンJX3円、出光1円 中間留分 JXは2.5円、出光4.5円で価格差
ガソリンの仕切価格は、4日からの適用でJXが3円、出光が4円の大幅値下げとなった。中間留分はJXが2円50銭、出光が4円50銭の各値下げとなり、2円の価格差がつく値下げとなった。今回の仕切価格の値下げは、原油価格の急落を反映したものである。11月27日のOPEC総会で減産を見送ることを決めた直後から急落、ドバイで70㌦/バーレルを割り、1週間で5~6㌦の値下がりとなった。為替は119円/㌦の円安で安定して推移している。ガソリンの仕切価格は3~4円の値下がりとなるが、11月分を遡及値下げしているため、末端の市況対策は難しくなる。値下がり局面となり、140円相場となりそうである。
140円相場へ 原油不透明、下げ急ぎを警戒
ガソリンの仕切価格はJXが3円/㍑、出光が4円の各値下げとなった。中間留分はJXが2円50銭、出光が4円50銭の値下げとなり、2円の価格差がついた。
原油急落を受けた仕切価格の値下げとなったが、販売業者の対応は難しくなっている。
仕切値下げを受け、ガソリンの末端市況も値下がりとなるが、連続して値下がりしているため、相場づくりが難しくなってきた。足元から単純に3~4円を値下げすると街道沿いSSのボトム価格は140円台相場となる。安値は143~5円となっているため、140円割れが散見するのか否かも焦点となる。
今回は大幅値下げとなったが、原油価格も下げ止めで反発したが、再び下落するなど、流動的であるため、見通しは難しくなってきた。70㌦割れの60㌦から更に値下がりするのか不透明となっている。
東商取の先物はガソリンが65円/㍑、灯油が67円へと値下がりしている。 販売業者サイドも大幅値下げで戸惑いをみせているが、値下げを急ぐと利益を吐き出すことになるため、原油動向を見ながら冷静な対応が求められる。