2010.11.26 のニュース
先物・業転は安定推移 原油下落の割には小幅下げ
原油価格は、WTIが81.25ドル/バーレル、ドバイも81ドル台へと下落したものの、安定した値動きとなっているため、国内の先物、業転は、ガソリンが53円/L程度、灯油は55~56円で安定して推移している。
WTIは、11日の87ドル台から17日には80ドル台まで急落したが、原油価格が急落した割には、国内市況の落ち込みは少なく、比較的安定して推移している。
為替は83円/ドル台で、一時より円安に転じていることもあり、業転市況も安定している。そのため、ガソリンの末端市況は、横ばいで推移し、原油価格の動向を見守る状況にある。
原油価格は、11月上旬で大幅に変動したが、WTIの10月平均は82ドル台、中東産が80ドル台となっているため、11月は10月の水準に戻ったとの見方もあり、ガソリンの末端市況も、10月の水準を維持する方向となってきたようである。
国内の先物は、10月末はガソリンが51円、灯油は53円へと下落したが、ガソリンは再び53円台に戻ったことになる。