2011.05.02 のニュース
石油火カヘのシフトに協力 ―石油業界、他油種の下落で業績悪化が心配―
東電の福島原発、東北電の女川原発の事故で約1100万KWの稼動が停止しており、石油、LNG火力ヘシフトすることになる。 エネ研の試算によると、石油へのシフトは、東電、東北電の両管内で4万~7万バーレル/日(年間で262万~424万KL)、その他、原発の定期点検延長、自家発電の増加などを加えると11万~14万バーレル/日増となる。LNGの増加は620~860万トンを見込んでいる。石油業界からは重油の受入増となり、国内での需給バランスの崩れが心配されている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ボトム150円以上を狙う 販売は20%の大幅減少で市況に影響か
ゴールデンウィークの商戦に突入することになるが、首都圏では、ガソリンのボトム価格151円/L以上の確保を目安に、市況対策に取り組む。 4月に入ってからのガソリン販売は、前年比で20%減となり、大幅な落ち込みとなっているため、今後の市況維持への影響が心配されている。 仕切価格は9日から値上がりしているが、供給増と販売減によって、市況は下落傾向にあり、再度、150円相場の構築を狙うことになる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
JXエネ 4月 原油処理483万KL 5月は460万KLで21%減 ~仙台、鹿島の停止、水島の定修で~
JX日鉱日石エネルギーの4月原油処理は483万KLで前年同月比で19%減となる見込みである。大幅な減産となったのは、仙台(14.5万バーレル)、鹿島(25万バーレル)の操業が震災で停止しているのと、大阪は定期修理明けとなったが、永島(11.5万バーレル)が4月1日から定期修理に入ったためである。震災対応で製品輸出はゼロとなっており、輸入は33万KL。
(提供元:日刊石油タイムズ)