2010.06.28 のニュース
原油CIF 5月分 4万9754円 4月平均比3305円値上がり
財務省の「貿易統計」から、石油連盟がまとめた5月分の「原油CIF旬間速報」によると、5月平均のCIF価格は4万9754円/キロリットルで、4月平均の4万6421円に比べ3305円の値上がりとなった。
5月平均のドルベースは85.04ドル/バーレルで、4月平均の79.78ドルに比べると5.26ドルの大幅な値上がりとなっているが、為替の平均が93.02円/ドルで、4月より0.46円の円安に転じたことで、CIFの値上がりは拡大している。
旬間の変動をみると、上旬は85.19ドルで、4月下旬より4.49ドルの大幅な値上がりとなったが、中旬が0.12ドルの小幅な値下がりで85.07ドル、下旬はさらに値下がりし、0.41ドルの小幅な値下がりで84.66ドルとなった。
このようにドルベースでは85ドルを突破する高値となり、CIFは5万円超え寸前となったが、中旬、下旬には小幅な値下がりとなったことで、5万円は超えなかった。
なお、為替レートは、上旬が93.04円、中旬が93.32円、下旬は92.62円と、93円前後を上下し、4月平均より円安となった。