日刊ニュース

2011.12.19 のニュース

WTI急落94.95ドル 中東産2月限107ドル台

 14日のWTI1月限は四日の100.14ドル/バーレルより急落し、5.19ドル値下がりの94.95ドルとなり、95ドル割れは11月4日以来の安値となった。
 中東産2月限は前日より1ドル以上値上がりして、107ドル台前半に乗せてきた。
 WTIと中東産との2月限の価格差は12ドル台となり、前営業日より拡大した。
 ブレントの1月限は前日より3ドル近く値下がりして106ドル台前半に収まった。
 3月限のWTIが95.37ドル、中東産が105ドル台半ば、ブレントが105ドル台前半となっている。
 イタリアの10年物国債が自力での財政再建が困難とされる7%台を上回り、欧州財政不安からユーロ売り・ドル買いが殺到して、ドル建てである原油が売られた。
 また、石油輸出国機構(OPEC)はウィーンで定例総会を開き、12力国の原油生産上限を現行の生産水準と一致する日量3000バーレルにすることで合意した。
 現行水準の追認により需給緩和懸念が拡がり、相場の押し下げの要因となった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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