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ＷＴＩ続落９７．０１ドル

　８日のＷＴＩ６月限は前日の９７．９４ドル／バーレルより続落し、終値は０．９３ドル値下がりの９７．０１ドルに収まった。
　ＷＴＩの先物相場は、７月限が９７．３７ドル、８月限が９７．６５ドル、９月限が９７．９１ドル、１０月限が９８．１４ドル、１１月限が９８．３３ドル、１２月限が９８．４９ドルで終えた。
　ギリシャの政局混迷によって、債務問題が悪化すれば欧州経済が崩壊するとの観測が広まり、このままでは原油需要が長期的に伸び悩むとの懸念が相場全体を支配し、投資家がリスク資産を手放し、原油売りが優勢となった。また、米国での需給の緩和を警戒した売りも出た。
　米エネルギー省が９日に発表する週間在庫統計が、引き続き原油在庫の増加を示すとの予想も売りの材料となった。
　６月先物は、５日連続の下落で合計約９％値を下げた。