2012.05.22 のニュース
異常な価格競争が要因 ガソリン不正販売で摘発
ガソリンの安値販売が要因となって、レギュラーガソリンをハイオクと偽る不正販売が摘発され、行き過ぎた価格競争に問題があると指摘されている。
茨城県龍ケ崎市の有限会社エム・ワイ産業は龍ヶ崎SSで不正販売を行なったため、消費者庁は不当景品類及び不当表示防止法に基づく措置命令を出し、行政処分を行なった。
これを受けて、資源エネルギー庁は消費者利益の観点から、適正な品質の揮発油を安定的に供給することが極めて重要との認識の立場から、全国石油商業組合連合会に対し、日本工業規格に適する揮発油等の徹底販売を行なうよう要請した。
資源エネルギー庁では、毎年全国3万5000SSでガソリンの品質調査を行なっており、2011年度までの過去5年間で累計209ヵ所のガソリン偽装が摘発されている。2011年度は37ヵ所。