2012.06.12 のニュース
WTI反落84.82ドル
7日のWTI7月限は前日の85.02ドル/バーレルより反落し、終値は0.20ドル値上がりの84.82ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が85.13ドル、9月限が85.44ドル、10月限が85.77ドル、11月限が86.11ドル、12月限が86.42ドル、1月限が86.71ドルで取引を終えた。
中国人民銀行が商業銀行の貸出基準金利と預金基準金利を0.25%引き下げるとの発表により、中国経済が減速することなく、原油需要を支えていくとの観測が浮上し、買いが先行した。
その後、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では、米国の景気を支援する追加金融緩和に対して明確に言及しなかったことから、市場の想定ほど前向きではないと受けとめられた。それにより、景気の減速が続けば、原油需要が減るとの警戒感から原油売りが優勢を占め、4営業日ぶりに下落した。