日刊ニュース

2012.07.09 のニュース

世界50%のシェア確保 定置用25%、車載用40%を想定

 経済産業省は5日、蓄電池戦略プロジェクトチームがまとめた「蓄電池戦略」を発表した。
 蓄電池戦略の目的について、①蓄電池は現下の厳しい電力需給状況下での需給両面での負荷平準化やスマートーグリッド社会などの分散電源の促進にとって核となる重要技術、成長産業分野である、②このような問題意識から、経済産業大臣および国家戦略担当大臣
のイニシアティブの下、本年1月に省内に部局横断的な「蓄電池戦略プロジェクトチーム」を設置、③潜在的な成長分野を戦略的な産業に育て上げるため、蓄電池の高度化、低コスト化・普及を加速させ、新たな市場の創造や競争力強化の基盤整備を図るとしている。
 蓄電池戦略の目標について、①2020年に世界全体の蓄電池市場規模(20兆円)の5割のシェア(扉下は18%)をわが国関連企業が獲得すること。内訳は、大型蓄電池35%、定置用蓄電池25%、車載用蓄電池40%を-定、②安心な社会をつくるため、住宅やビルは建設段階から蓄電池を備えるとともに、病院、学校、庁舎等の地域の拠点となる公共施設を建設する際には、蓄電池の設置を原則とすることにより、集権型から分散型のエネルギーシステムへの移行を図っていくとまとめている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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