日刊ニュース

2012.08.10 のニュース

調査価格ガソリン140円で横ばい 原油上昇で値上がり基調 ~仕切価格の動向が重要視~

 ガソリン仕切価格は4日から1円強の値上がりとなり、安値であった北海道、群馬が値上がりし、沖縄、鳥取が値下がりするなど、地域的には小幅な変動となった。
 夏場商戦に入ったことで増置期待が高まっており、仕切価格の小幅値下げに対しても、市況維持に努める地区もあり、上げ下げのバラツキが生じている。
 ガソリンは、これから旧盆商戦に入るが、増販を見込めば市況対策が手抜きとなり、仕切価格値上げ分をユーザー転嫁することになれば、末端対策に取り組むことになり、今後の仕切価格の動向がますます重要視される。
 一方、元売サイドは4月~6月期決算の赤字を挽回するため値取りに取り組むことになる。
 販売業者は、増販か、値取りよるマージン確保かの選択を迫られるが、安値物を底上げしながら、原油価格や仕切価格の動向を見定めて判断していくことになる。週末からの動きがカギとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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