日刊ニュース

2012.08.13 のニュース

原油は再び上昇気運 先物、業転は値上がり ~元売の買いで海上物が上昇~

 原油価格の上昇に伴い、ガソリン先物、業転市況が値上がり、仕切価格も値上がりとなっている。
 ただ、末端市況は夏場の旧盆商戦入りとなったため、販売業者に増販期待が高まっているが、猛暑が続き販売が回復しているため、販売業者は市況を維持しながら、増販を目論む業者が多く、市況は横ばいとなっている。通例である値下げでの増販という動きはみられてない。これから夏場商戦のヤマ場となるため、販売業者はその日の販売数量をみながら、周辺情勢に対応していく。
 一方、中東産の原油価格の4月~6月平均は116ドル/バーレルであったが、これは、4月の120ドルの高値から6月末には90ドル台へと急落した結果である。その後、値上がりに転じて100ドルを回復していることから、各社の通期見通しでは100ドル台を見通している。既に「足元は107ドルと再び上昇しているため、予測は難しいが100ドル台の高値となりそうである。
 ガソリンの末端市況は、4月の158円から7月初句には139円となり、19円の大幅下落となった。その後、1円値上がりして140円の横ばいで推移しているが、今後は値上がりするとみられる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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