2012.08.15 のニュース
WTI反落92.87ドル 中国景気鈍化と石油需要への懸念で
10日のWTI9月限は前日の93.36ドル/バーレルより反落し、終値は0.49ドル値下がりの92.87ドルに収まった。
WTIの先物相場は、10月限が93.15ドル、11月限が93.43ドル、12月限が93.83ドル、1月限が94.33ドル、2月限が94.74ドル、3月限が95.01ドルで取引を終えた。
中国の7月の貿易統計では輸出が急減速していた。これを受けて、中国景気の勢いが鈍化しているとの見方が市場を支配し、世界景気の先行き不透明感が強まり、原油需要が伸び悩むとの見方から売りが先行した。
また、国際エネルギー機関(IEA)が、2017年と2013年の世界石油需要に対して、厳しい見通しを示したことも心理的な影響を与えた。