2012.09.19 のニュース
WTI反発98.31ドル 追加金融緩和決定が追い風
13日のWTI10月限は前日の97.01ドル/バーレルより反発し、終値は1.30ドル値上がりの98.31ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、11月限が98.63ドル、12月限が98.92ドル、1月限が99.27ドル、2月限が99.63ドル、3月限が99.86ドル、4月限が99.97ドルで取引を終えた。
米連邦準備理事会(FRB)が開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)において、住宅ローン担保証券(MBS)購入による量的緩和第3弾(QE3)の実施が決定した。これを受けて、金融緩和に伴う余剰資金が原油市場に流れ込むとの思惑から買いが先行し優勢となった。
一時98.58ドルと5月4日以来。約4ヵ月ぶりの高値を付けた後、利益をひとまず確定する目的の売りも出た。
また、FRBがFOMC後の声明では、景気の先行きに警戒感を示したため、今後の原油需要が鈍るとの見方も相場の重荷となったが、前日より大幅上昇となった。