2012.10.04 のニュース
ガソリン1円~2円下げ 仕切連続値下げを反映 ~値上げ局面から値下げへ~
ガソリン販売は、8月が543万KLとなり前年の545万KLと比べると0.2%減、7月が500万KLとなり前年の507万KLと比べると1.5%減となった。
8月は元々需要期ではあるが、今年は猛暑が長続きしたため、カークーラーの使用増により、一層のガソリン増販が見込まれていたが、思惑が外れて、ほぼ横ばいとなった。
8月の仕切価格は値上げ局面となり、販売業者の自制もあって、販売価格競争には発展しなかった。これは値取りが達成されたことになる。
9月は、首都圏の街道沿いのSSのボトム価格が148円~149円となり、販売業者は市況維持に努めた。
9月の販売は横ばいか微増になりそうであるが、新車販売は政府のエコカー補助金の支給制度もあって増加となったが、対象がエコカーであったため、ガソリン増販には結びつかなかった。
今後の見通しでは、原油価格次第となるが、世界景気の減速による需要減、地政学リスクによる供給不安の綱引きとなり、予測は難しい。