2012.10.05 のニュース
ガソリン10月対策 値下げ局面に入るが ~事故、定期修理で需給は安定~
ガソリン販売は7月~9月が猛暑続きとなったため、増販が期待されていたが、ほぼ横ばいで推移した。
石油統計速報では、7月の販売が500万KLとなり前年同月比1・5%減、8月が543万KLとなり前年同月比0・2%減、9月が微増か横ばいが見込まれている。
自動軍販売台数はエコカー補助金の効果もあって増加となったが、ガソリンの販売増とは結び付かなかった。猛暑によるカークーラーの利用増、夏休みによるクルマの利用増で期待されたが、思惑外れとなった。
ただ、不需要期の450万KLと比べると、500万KLと大幅な増加となっているため、販売業者は市況維持で対応、適正マージンを確保することになる。
8月は、原油価格の上昇によってガソリン仕切価格が値上げとなり、販売業者はユーザー転嫁に取り組むことで足並みが揃ったが、9月下旬より仕切価格が連統値下げとなったことから、10月対策は難しくなってきた。