2012.10.25 のニュース
電気需要上期分 10社計4223億KWH横ばい
電気事業連合会が発表した2012年度上期の「電力需要実績速報」によると、電力需要は、10社販売電力量合計で4223億KWH、対前年伸び率は横ばいとほぼ前年並みとなった。
特定規模需要以外の需要のうち、電灯については8月下旬から上旬にかけて気温が前年に比べて概ね高めに推移し、冷房需要が増加したものの、ユーザーの節電の取り組みによる影響などから、1.6%減となった。
特定規模需要における業務用については、企業やユーザーの節電の取り組みによる影響がみられたものの、8月下旬から9月上旬にかけて気温が前年に比べて概ね高めに推移し、冷房需要が増加したことに加え、東日本大震災による反動増などから、2・6%増となった。
産業用需要の大口電力については、横ばいとほぼ前年並みとなった。これは、鉄鋼や非鉄金属を除く、主要業種において前年実績を下回ったことなどによる。
10電力会社合計の大口電力主要業種別実績をみると、繊維が20・6億KWHとなり7・1%減、紙・パルプが44・1億KWHとなり5・8%減、化学が134・1億KWHとなり2・1%減、窯業・土石が56・5億KWHとなり1・0%減、鉄鋼が184・8億KWHとなり4・0%増、非鉄金属が78・4億KWHとなり0.1%増、機械が357・5億KWHとなり0.4%減。