2012.10.26 のニュース
WTI続落86.67ドル 一時85.69ドル、企業決算不調で
23日よりWTIは12月限。前日の88.65ドル/バーレルより続落し、終値は1.98ドル値下がりの86.67ドルに収まった。
WTIの先物相場は、1月限が87.23ドル、2月限が87.77ドル、3月限が88.27ドル、4月限が88.65ドル、5月限が88.94ドル、6月限が89.15ドルで取引を終えた。
大手企業の低調な決算内容が発表されると、景気の先行き不透明感が一段と強まり、原油需要が伸び悩むとの観測から売りが先行した。
また、株式相場が大幅に下落したため、投資家は迎用リスクを取りにくくなり、価格変動の大きい原油を手放した面もあった。
さらに、スペイン情勢の悪化懸念などから、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことも重荷となった。
一時、85.69ドルで下落し、7月13日以来ほぼ3ヵ月半ぶりの安値となったが、やや持ち直した。