2012.10.30 のニュース
WTI反発86.05ドル 急落の反動買い、中東懸念も下支え
25日のWTI12月限は前日の85.73ドル/バーレルより小幅に反発し、終値は0.32ドル値上がりの86.05ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、1月限が86.60ドル、2月限が87.15ドル、3月限が87.66ドル、4月限が88.06ドル、5月限が88.39ドル、6月限が88.63ドルで取引を終えた。
原油相場の下落が続いたため、短期的な売買を手掛けるヘッジファンドなどの売り方が買い戻しを入れた。
また、長期化するシリアの内戦が周辺の産油国に飛び火し、中東産原油の供給に支障をきたす可能性が出てきている。そのため、中東の政情不安への警戒感が広まり、相場を後押しした。
ただ、7月~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値の発表を26日に控え、景気減速懸念を強める内容となれば、当面の原油需要が伸び悩むと作懸念が相場の上値を抑えた。