2012.11.05 のニュース
石油統計―9月分― ガソリン販売0.6%減、燃料油1.6%増
経済産業省が発表した9月の「石油統計速報」によると、燃料油の国内販売合計が1524.8万KLとなり、前年同月に比べると1.6%の増加となり、10ヵ月連続して前年を上回った。
油種別の販売量をみると、ガソリンが475.0万KLとなり前年同月比0.6%増、ナフサが335・8万KLとなり6・1%減、ジェット燃料油が40・2万KLとなり19・5%増、灯油が66・2万KLとなり17.5%減、軽油が273・1万KLとなり0・4%減、A重油が92・4万KLとなり0.4%増、B・C重油が242・0万KLとなり26.5%増となった。
燃料油の生産が1461・5万KLとなり前年同月比0.9%減と3ヵ月連続して前年を下回った。輸入が330・1万KLとなり0・3%減と2ヵ月連続して前年を下回った。輸出が233・6万KLとなり13・8%減と4ヵ月連続して前年を下回った。在庫が1228・0KLとなり2・1%減と2ヵ月連続して前年を下回った。
原油の動向では、原油輸入量が1710・5万KLとなり前年同月比0.4%減と前年を下回った。原油処理量が1556・2万KLとなり2・8%減、原油在庫が1656・4万KLとなり4・3%増となった。
原油輸入量の多い順を国別にみると、サウジアラビアが535万KLとなり前年同月比7・2%減、アラブ首長国迎邦が407万KLとなり1・5%増、カタールが238万KLとなり60.8%増、クウェートが125万KLとなり17・7%減、イランが89万KLとなり36.1%減となった。なお、今月の中東依存度は88・4%、前年同月に比べると0.6ポイント減少した。