日刊ニュース

2012.11.07 のニュース

WTI反落84.86ドル 大統領選控え、持ち高整理の売り

 2日のWTI12月限は前日の87.09ドル/バーレルより反落し、終値は2.23ドル値下がりの84.86ドルに収まった。
 WTIの先物相場は、1月限が85.40ドル、2月限が86.00ドル、3月限が86.61ドル、4月限が87.17ドル、5月限が87.65ドル、6月限が88.02ドルで取引を終えた。
 10月の非農業部門の雇用者数が発表され、前月に比べると17万1000人増と、市場予想の約12万5000人を上回った。
 発表直後は、景気回復が原油需要を引き締めるとの期待感から買いが入ったが、外国為替市場でドルがユーロや円などの主要通貨に対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、売りが膨らんだ。
 また、ハリケーン「サンディ」で被災した石油精製施設などの復旧が遅れ、石油製品の原料である原油の需要が伸び悩むとの懸念も根強く残っており、大統領選を6日に控え、エネルギー政策を巡る先行き不透明感が意識され、持ち高の整理に繋がった。
 その結果、一時84.66ドルまで下落したが、少し戻した。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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