日刊ニュース

2012.11.13 のニュース

ガソリン仕切小幅下げ 元売各社、40銭から1円 ~本来ならば末端市況は維持~

 ガソリン仕切価格は、10日から40銭~1円/Lの小幅な値下げとなった。
 原油価格(WTI)は乱高下したが、現在、落ち着きをみせている。大統領選挙でオバマ大統領が再選されたが、その直後アメリカの株式が急落、WTIも連動して急落した。その後は、85ドル/バーレル程度で推移している。また、中東産は105ドル~106ドル前後で安定している。
 国内の先物、業転市況は値下がりしているが、小幅にとどまっている。そのため、ガソリン仕切価格も小幅な値下げとなった。
 ガソリンの末端市況対策は、本来ならば市況維持に努めるところであるが、値下がり傾向をみせているだけに判断が難しい。
 一方、需給は在庫が高水準となっているが、各社製油所の操業停止、定期修理の影響によって、実質減産となっているため、供給過剰とはなっていない。
 街道沿いのSS価格をみると、ボトムが145円~146円となっているため、値下がりしても1円~2円となる。安値では135円~136円となっているが、それ以上の値下がりはないとみられる。
 ただ、原油価格の動向によって、末端市況が一気に値崩れする懸念もあり、今週の値動きが注目される。


提供元:株式会社 石油タイムズ社
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