日刊ニュース

2012.11.29 のニュース

ガソリン転嫁が始動 ボトム価格145円を狙う ~安値物の底上げが焦点~

 ガソリン仕切価格は、10月20日から1円50銭/Lの値上げとなったが、その後、連続して値下げとなった。
 値下げは10月27日から1円90銭、11月3日からは据え置きとなったが、10日からは毎週連続値下げとなり、累計で3円50銭の値下げとなった。しかし、24日から2円50銭の値上げに転じた。
 末端市況をみると、このような仕切価格の値動きにより、みずほ総合研究所の週動向調査の全国平均価格は、10月初めの149円から146円へと値下がりした。そのため、首都圏でも3円~4円の値下がりとなり、東京は144円まで下落した。
 この間の市況実勢価格をみると、街道沿いのSSでは140円、セルフが135円程度に値下がりとなった。
 そのため、販売業者はボトム価格145円を目標にしてユーザー転嫁に取り組むことになった。
 ただ、仕切価格は24日の土曜日から値上げ実施となっているが、大勢は本日28日からユーザ転嫁に取り組む方向にあるとみる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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