2012.12.03 のニュース
WTI続落86.49ドル 原油在庫減も財政の崖を警戒
28日のWTI1月限は前日の87.18ドル/バーレルより続落し、終値は0.69ドル値下がりの86.49ドルに収まった。
WTIの先物相場は、2月限が87.13ドル、3月限が87.80ドル、4月限が88.37ドル、5月限が88.84ドル、6月限が89.20ドル、7月限が89.45ドルで取引を終えた。
依然として、大規模な財政引き締めにつながる「財政の崖」問題への警戒感が相場全体を支配している。
そのため、市場参加者は運用リスクを避ける目的で、値動きの大きい原油を手放し、一時85.36ドルと16日以来、2週間ぶりの安値となった。
ただ、エネルギー省が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫が市場予想に反して前週より減少していた。これを受けて、原油需給の引き締まりを予測して買いを入れる局面があったが、反発には至らなかった。