2012.12.04 のニュース
石油統計速報―10月分― ガソリン販売1.3%増 軽油1.1%増・燃料油0.2%減
経済産業省が発表した10月の「石油統計速報」によると、燃料油の国内販売合計が1578・3万KLとなり、前年同月に比べると0.2%の減少となり、11カ月ぶりに前年を下回った。
油種別の販売量をみると、ガソリンが476・9万KLとなり前年同月比1・3%増、ナフサが348・4万KLとなり0.6%減、ジェット燃料油が38・2万KLとなり11.9%減、灯油が106・2万KLとなり10.5%減、軽油が289・7万KLとな
り1・1%増、A重油が97・4万KLとなり13・2%減、B・C重油が221・6万KLとなり11・5%増となった。
燃料油の生産が1448・3万KLとなり前年同月比2・6%減と4ヵ月連続して前年を下回った。輸入が366・9万KLとなり19.0%増と3ヵ月ぶりに前年を上回った。輸出が179・5万KLとなり20.8%減と5ヵ月連続して前年を下回った。在庫が1278・1万KLとなり4・1%増と3ヵ月ぶりに前年を上回った。
原油の動向では、原油輸入量が1616・8万KLとなり前年同月比3・6%減と2ヵ月連続して前年を下回った。原油処理量が1534.9万KLとなり1・1%減、原油在庫が1632.0万KLとなり1・6%増となった。
原油輸入量の多い順を国別にみると、サウジアラビアが511万万KLとなり前年同月比1.0%増、アラブ首長国連邦が357万KLとなり1・6%減、カタールが152万KLとなり12.9%減、クウェートが130万KLとなり25・3%増、ロシアが100万KLとなり11・4%増となった。なお、今月の中東依存度は81・1%、前年同月に比べると3・2ポイント減と2ヵ月連続し前年を下回った。