2012.12.14 のニュース
灯油在庫は261万kl 前週に比べ22万kl取り崩し~ガソリンは203万klで微増~
石油週報(8日)によると、灯油在庫は261万㌔㍑となり前週に比べると22万㌔㍑の減少、前年比では90万㌔㍑の減少となっている。これは寒波襲来により、出荷が伸び在庫を取り崩したことによる。また、ガソリン在庫は203万㌔㍑となり前週比1万㌔㍑の微増となっている。一応、200万㌔㍑台に乗せているが、前年に比べると低水準となっている。一方、原油処理(2日~8日)は411万㌔㍑となり前週に比べると31万㌔㍑の増産となっており、稼働率は82・5%(前週76・3%)と向上している。みずほ総合研究所の週動向調査(10日)では、ガソリンの全国平均価格(参考値)が147円20銭/㍑となり、前週に比べると40銭の値上がり、2週連続の値上がりとなった。
みずほ総合研究所のの週動向調査(10日)によると、ガソリンの全国平均価格(参考値)が147円20銭/㍑となり、前週比40銭の値上がり、2週続けての値上がりで累計1円70銭の値上がりとなっている。
この間、仕切価格は3円50銭の値上げとなっているため、1円80銭がユーザー転嫁未達の状態となっている。通常、ユーザー転嫁は調査発表より遅れる傾向にあるため、次週(17日)の調査結果が注目されるが、小幅な値上がりにとどまりそうである。
灯油は、SS店頭価格が92円20銭/㍑となり前週比70銭の値上がり、配達価格が99円20銭となり前週比80銭の値上がりとなっている。
灯油は需要期に入ったこともあり、仕切価格はガソリンに比べると値上げ幅が大きく、今後も値上がりしそうである。