日刊ニュース

2012.12.21 のニュース

2012年石油連盟10大ニュース

 石油連盟は19日、2012年の10大ニュースを発表した。
①エネルギー政策の迷走「革新的エネルギー・環境戦略」策定後、速やかに策定予定となっていた「エネルギー基本計画」は、同戦略の迷走に加え、衆議院解散もあり、棚上げ状態に。
 一方、石連はエネルギー政策に係る提言を発表し、「石油の重要性、エネルギー間の公平な競争環境の整備、供給安定型電源としての石油火力の再評価」等を主張。
②改正石油備蓄法施行(11月1日)
「国備の放出を含めた発動要件の見直し、災害時石油連盟計画の策定義務付け、国家製品備蓄の拡充等」による災害時の石油供給体制の一層の強化が目的。
③石油諸税への対応8月、「税制抜本改革法」が成立、消費税増税が決定。10月より石油石炭税が増税。11月、全石連と共同で「石油増税反対総決起大会」を開催。
④広報スローガン「石油の力。」や自治体への働きかけを展開
 新スローガンの下、石油の重要性や役割を訴える広報活動を展開するとともに自治体への「避難施設所での災害時に強い石油利用の提案」を全石連等と推進。
⑤イラン制裁による原油輸入減少 
 イラン核開発問題を巡る欧米の制裁措置等に協力し、イラン産原油輸入量を削減。    
⑥シェールガス シェールオイル革命 
 北米での生産量は急増。非在来型石油資源の開発により石油可採埋蔵量は増加。
⑦高度化法による精製能力削減の進展
 コスモ石油は2013年7月に坂出製油所の閉鎖、JX日鉱日石エネルギー2014年3月に室蘭製油所の原油処理停止を決定。
⑧原発稼働停止に伴う石油火力増加 
 原発停止に伴う電力不足を受け、供給安定型電源である石油火力の稼動が増加。
⑨「製油所の安全確保策に関する検討会」の設置
 製油所でのトラブル増加を踏まえ、安全確保向上策の検討を開始。
⑩石油連盟新会長就任(5月28日)
 第20代会長に、木村康JX日鉱日石エネルギー代表取締役会長が就任。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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