2013.01.04 のニュース
WTI反発90.98ドル 一時91.30ドル、2ヶ月ぶりの高値
26日のWTI2月限は前営業日の88.61ドル/バーレルより反発し、終値は2.37ドル値上がりの90.98ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、3月限が91.49ドル、4月限が92.01ドル、5月限が92.47ドル、6月限が92.81ドル、7月限が93.03ドル、8月限が93.08ドルで取引を終えた。
10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が発表され、前年比で市場予想を大きく上回っており、住宅価格の持ち直しが継続しているとの見方が広まった。これにより、景気回復への期待感が高まり、原油需要が順調に伸びるとの観測につながった。
また、「財政の崖」問題回避に向けた協議が27日から再開され、年内に与野党間の合意が達するとのことが予想されると、投資家は価格変動リスクの大きい原油に買いを入れた。
さらに、イラン海軍が28日から1月2日にかけ、ホルムズ海峡で軍事演習を実施するとのことが伝わると、原油供給が滞るとの思惑により、買いが一段と優勢になった。
そのため、一時91.30ドルと10月19日以来約2力月ぶりの高値をつけた。