2013.01.09 のニュース
WTI反発93.09ドル
4日のWTI2月限は前日の92.92ドル/バーレルより小幅に反発し、終値は0.17ドル値上がりの93.09ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、3月限が93.51ドル、4月限が93.91ドル、5月限が94.21ドル、6月限が94.40ドル、7月限が94.51ドル、8月限が94.48ドルで取引を終えた。
週間石油在庫統計が発表され、原油在庫が前週比で大幅減となっていた。これは、季節要因が影響を及ぼした一時的な現象との見方が大勢を占めたが、需給の引き締まり観測が相場の支えとなり、買いが先行した。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、これも買いの要因となった。
ただ、昨年12月の雇用統計が発表されると、非農業部門の雇用者数が前月比で15万5000人と増えていた。この増加幅が市場予想並みだったとして、原油相場の反応は少なく、終値比で下げる場面もあった。