日刊ニュース

2013.01.16 のニュース

WTI反発93.82ドル 一時94.70ドル、約3ヶ月半ぶりに高値

 10日のWTI2月限は前日の93.10ドル/バーレルより反発し、終値は0.72ドル値上がりの93.82ドルに乗せてきた。
 WTIの先物相場は、3月限が94.27ドル、4月限が94.65ドル、5月限が94.97ドル、6月限が95.21ドル、7月限が95.33ドル、8月限が95.32ドルで取引を終えた。
 中国の昨年12月の貿易統計が発表されると、輸出額の伸びが市場予想を上回っていた。これを受け、世界経済を牽引する中国の景気回復への期待感が高まり、原油需要が順調に伸びるとの観測が広まった。
 また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の記者会見で、ユー口圏の景気が今年後半にかけ徐々に回復するとの見方を示したことも、相場を支えた。
 さらに、主要産油国のサウジアラビアが12月に大幅減産していたとの報道が伝わると、需給の引き締まりを意識した買いが先行した。
 一時、早朝の時間外取引では94.70ドルで上昇し、昨年9月19日以来約3ヵ月半ぶりの高値を付けた。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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