2013.01.21 のニュース
WTI反発94.24ドル 原油在庫減少を好感して買い
16日のWTI2月限は前日の93.28ドル/バーレルより反発し、終値は0.96ドル値上がりの94.24ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、3月限が94.68ドル、4月限が95.05ドル、5月限が95.32ドル、6月限が95.49ドル、7月限が95.54ドル、8月限が95.45ドルで取引を終えた。
石油在庫統計が発表され、原油在庫が市場予想に反して前週比で減少となっていた。これを受けて、需給の引き締まりを強く意識した買いが優勢となった。
また、朝方発表の昨年12月の鉱工業生産指数が前月より上昇しており、堅調な景気を追い風にして原油需要が伸びるとの期待感か、相場を支えた面もあった。
ただ、連邦債務の上限引き上げを巡る与野党間協議が難航するとの観測が一部で伝わると、投資家は運用リスク回避のため、原油への資金流入を細らせるとの見方が相場全体を支配し、上値は抑えられた。