日刊ニュース

2013.02.07 のニュース

円安値上げ継続実施 ユーザー転嫁は浸透 ~今後は為替動向に注目~

 ガソリン仕切価格は、12月から1月にかけて平均で約5円の値上げとなったが、それに引き続き、2月2日から2円強の値上げとなった。このところの仕切価格の値上げは、為替が円安に進行していることで、コスト増となっているためである。そのため首都圏の
ボトム価格は152円~153円/Lの相場が浸透しそうである。
 現在、灯油が低在庫となっており、ガソリンなどの需給が締まっているため、国内の先物、業転市況が値上がりしている。4日に原油価格が下落したため、5日の東京工業品取引所の先物は連動して下落、灯油は80円/L前後、ガソリンは78円で推移しており、今後の末端市況にも影響が出そうである。
 現在、ガソリンは150円相場が浸透しているが、業界では150円台に乗せると、減販のおそれを懸念する意見が必ず続出する。
 このような状況下、2月商戦では、販売業者は横ばいか微減を見込んで対応しているが、今回のように仕切価格が大幅な値上げとなれば、ユーザー転嫁に取り組まざるを得ないところが、販売業者のジレンマとなっている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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