2013.02.13 のニュース
ガソリン仕切連続値上げ 2円から2円50銭上げ ~コスト増を直ちに反映~
ガソリン仕切価格は9日から2週連続の大幅値上げとなり、累計では5円程度の値上げとなった。
現在、為替が93円/ドルと円安で進行しており、コストが増大している。そのため、元売は連続値上げを実施したのであるが、販売業者も値上げ幅が大きいため、10日より即ユーザー転嫁に取り組むこととなった。
今回のように、為替の円安分によるコスト増が要因となっている仕切価格の値上げについては、販売業者は原油価格上昇の場合と異なり、ユーザーヘの説明に苦慮しているのが実状である。
みずほ総合研究所の週動向調査(4日)によると、ガソリン末端市況は、全国平均価格が152円となっており、参考値では9週連続値上がりとなっているが、10週連続値上がりが確実となった。
今回の仕切価格の大幅値上げによって、今後、販売業者はユーザー転嫁をさらに強めていくことが予想されるが、ガソリン価格150円以上となるとユーザーに高値感を一層与えるため、販売減の懸念も出そうである。