2013.03.01 のニュース
WTI続落92.63ドル イタリア政局不安が重荷に
26日のWTI4月限は前日の93.11ドル/バーレルより続落し、終値は0.48ドル値下がりの92.63ドルに収まった。
WTIの先物相場は、5月限が93.05ドル、6月限が93.43ドル、7月限が93.72ドル、8月限が93.84ドル、9月限が93.82ドル、10月限が93.69ドルで取引を終えた。
イタリア政局の混迷を背景にして、欧州景気が悪化するとの懸念が相場を支配し、原油需要の重荷になりかねないとして売りが先行した。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売り促進を強めた。
ただ、1月の新築住宅販売件数などの住宅関連指標が発表されると相次いで改善となっていた。そのため、景気の翳りを否定する動きが出始め、下値を抑える要因ともなった。