2013.05.01 のニュース
5月原油処理452万kl 4月は520万klで10%減産~4月のガソリン見通しは横ばい~
JX日鉱日石エネルギーは、5月の原油処理計画を452万㌔㍑、前年同月比7.2%減(30万㌔㍑減)で対応する。これは、国内の販売減少を見込んでのもの。4月の原油処理は520万㌔㍑で10%減(55万㌔㍑減)となり、当初計両の528万㌔㍑と比べると8万㌔㍑の減少となった。製品輸出は、4月が59万㌔㍑で前年比17万㌔㍑増、5月が88万㌔㍑で40万㌔㍑増を見込み、国内の販売減少を輸出でカバーすることになる。なお、4月の内需見通しでは、ガソリンが対前年比で100%、灯油が90%、軽油が106%、A重油が100%、C重油は電力用が80%、一般産業用が95%を見込んでいる。
JX日鉱日石エネルギーの4月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比1.0円/㍑の値下げとなる見込み。
油種別にみると、ガソリンが1.1円の値下げ、灯油が1.9円の値下げ、軽油が0.9円の値下げ、A重油が1.4円の値下げ。
仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
来月5月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比1.7円/㍑の値下がりとなる。
コスト変化理由は、中東のドバイが前月比3.47㌦値下がりの102.36㌦/バーレル、南方のSLが前月比7.91㌦値下がりの103.28㌦/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が5.17㌦/バーレルの値下がりとなり、これを円/㍑に換算すると3.32円/㍑の値下がりとなる。
一方、為替レートが前月比2.52円円安の98.06円/㌦となり、これを円/㍑に換算すると1.84円/㍑の値上がりとなる。
それらの原油関連コスト小計が1.48円/㍑の値下がりとなり、製品輸入コスト0.20円/㍑の値下がりを合算すると、コスト合計が1.68円/㍑の値下がりとなる。その小数第二位の四捨五入値がコスト変化1.7円/㍑の値下がりとなる。