2013.05.17 のニュース
WTI続落94.21ドル IEA発表で需給緩和観測
14日のWTI6月限は前日の95.17ドル/バーレルより続落し、終値は0.96ドル値下がりの94.21ドルに収まった。
WTIの先物相場は、7月限が94.48ドル、8月限が94.55ドル、9月限が94.37ドル、10月限が94.02ドル、11月限が93.63ドル、12月限が93.22ドルで取引を終えた。
国際エネルギー機関(IEA)の中期石油市場リポートが14日発表されると、「北米の供給増加が今後5年にわたり石油市場を変える」との見方を示していた。
これを受けて、「シェール革命」など北米の石油生産増を背景とした需給緩和状態が継続するとの見方から売りが一段と優勢となった。
また、外国為替市場でドルが円やユーロなどに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売りの材料となった。