2013.07.02 のニュース
JXエネ 7月原油処理 595万kl、1%減 6月は499万klで1%減産~内需見通しガソリン横ばい、軽油1%増~
JX日鉱日石エネルギーは、7月の原油処理計画を595万キロリットル(前年同月比1.0%減)で対応する。6月の原油処理は、現在、水島製油所B工場第3トッパーが5月24日~7月24日まで定期修理を行なっているため、499万キロリットル(1%減)となった。これは、計画に比べると3万キロリットル増となっている。製品輸出は、7月が71万キロリットル、前年比8万キロリットル増、6月が53万キロリットルを見込んでいる。なお、7月の内需見通しでは、ガソリンが対前年比で100%、灯油が85%、軽油が101%、A重油が95%、C重油は電力用が67%、一般産業用が80%を見込んでいる。
JX日鉱日石エネルギーの6月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比1.1円/リットルの値上げとなる見込み。
油種別にみると、ガソリンが1.7円の値上げ、灯油が2.2円の値上げ、軽油が0.3円の値上げ、A重油が0.3円の値上げ。
仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
来月7月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比2.0円/リットルの値下がりとなる。
コスト変化理由は、中東のドバイが前月比0.31ドル値下がりの100.30ドル/バーレル、南方のSLが前月比1.85ドル値上がりの102.19ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が0.32ドル/バーレルの値下がりとなり、これを円/リットルに換算すると2.20円/リットルの値下がりとなる。
一方、為替レートが前月比2.48円円高の99.25円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると1.76円/リットルの値下がりとなる。
それらの原油関連コスト小計が1.98円/リットルの値下がりとなり、製品輸入コスト0円/リットルを合算すると、コスト合計が1.98円/リットルの値下がりとなる。その小数第二位の四捨五入値が7月のコスト変化2.0円/リットル値下がりとなる。