2013.08.21 のニュース
WTI続伸107.46ドル エジプト政情悪化で、一時108.17ドル
16日のWTI9月限は前日の107.33ドル/バーレルより小幅に続伸し、終値は0.13ドル値上がりの107.46ドルとなった。
WTIの先物相場は、10月限が107.29ドル、11月限が106.49ドル、12月限が105.17ドル、1月限が103.72ドル、2月限が102.35ドル、3月限が101.12ドルで取引を終えた。
エジプト政情が悪化していることから、市場では原油の流通が滞りかねないとの見方が根強く、需給が締まる可能性が意識されたため買いが続き、一時は108.17ドルと2日以来、2週間ぶりの高値を付けた。
ただ、上値も重かった。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇したため、ドル建てで取引される原油の割高感が強まり、相場の重荷になった。
また、熱帯性低気圧が石油精製施設の集積地を避けて通るとの気象予報が売りを誘い、下げに転じる場面もあった。