2013.08.30 のニュース
WTI大幅反発109.01ドル シリア内戦に欧米介入の観測で
27日のWTIの期近の10月限は、前日の105.92ドルと比べ3.09ドル高の1バーレル109.01ドルで取引を終えた。
米国が近くシリアに軍事介入するとの観測が高まっているなか、情勢が緊迫し周辺国の石油生産や輸送に悪影響が出ることを警戒した買いが広がった。一時は109.32ドルと、期近物として7月19日以来、約1ヵ月半ぶりの高値を付けた。
ヘーゲル米国防長官はこの日、英テレビのインタビューで、オバマ大統領が対シリア攻撃を決断すれば「実行する準備はできている」と語った。米メディアによると、複数の米政府高官はシリアへのミサイル攻撃が29日にも始まる可能性があると述べたが、現段階では欧米の軍事介入不透明であり、先行きは予断を許さない状態である。