日刊ニュース

2013.09.25 のニュース

ガソリン 仕切価格改定 各1円50銭下げ揃う~3週連続値下がり~

ガソリンの仕切価格は、21日から28日までの適用でJX、出光、昭和シェル、EMGが各1円30銭/リットルの値下げとなった。EMGの外販は据え置き。9月に入って3週連続しての値下げとなったが、累計では約3円50銭の値下げとなる。ただし、8月31日から2円50銭の値上げとなっているため、相殺すると1円の値下げとなることから、市況維持に努める方向にある。9月入りからは3円50銭の値下げとなったため、今後の販売動向いかんでは末端市況の動向は厳しい状況になる。原油価格がシリアへの米軍の攻撃が後退するなど緊迫感が薄れたことから値下がりしたため、仕切価格が値下がりとなったもの。
 ガソリンの仕切価格は、21日から各社1円30銭/リットルの値下がりで足並みが揃った。
 9月に入って3週連続しての値下げとなっており、累計では2円60銭~3円80銭の値下げとなる。丸めると3円50銭の値下げとなるが、8月31日からは2円50銭の値上げとなっているため、相殺すると1円の値下げとなることから、ここで市況維持することで若干のマージン増を狙うとの見方もある。
 ただ、連続して仕切価格は値下がりとなり、9月に入って台風の影響で14~16日の連休は大幅な減販となったことなどから、増販を狙うと値下げに走る公算も強い。
 市況が維持できればマージンを確保できるが、増販を追及すると市況が急落するとの心配もある。
 9月に入って仕切価格は値下がりしたが、8月末での値上げもあって市況を維持してきたが、これからは市況が維持できるか否かが正念場となる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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