日刊ニュース

2013.10.01 のニュース

10月原油処理523万キロリットル、6%増 9月は515万キロリットル 計画比8万キロリットル減~ガソリン内需は6%減~

JX日鉱日石エネルギーの10月原油処理計画は523万キロリットルで、9月比では2%増(8万キロリットル増)、前年同月比では6%増(30万キロリットル増)を見込んでいる。稼働率は定期修理を除くと85%となる。9月の原油処理は515万キロリットルで、前年同月比で1%増(3万キロリットル増)となった。当初計画が523万キロリットルであったため、計画比では8万キロリットルの減となる。9月は需要が減少したため当初計画に対し減産、製品輸出増で対応した。なお、仙台は9月18日から10月19日まで定期修理となる。製品輸出は9月が76万キロリットル、10月が72万キロリットルで大幅な増加となる。9月の内需見通しは、ガソリンが前年対比で94%、灯油が111%、軽油が横ばい、A重油が97%、電力用C重油が60%、一般用が80%となっている。
 JX日鉱日石エネルギーの9月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比1.2円/リットルの値下げとなる見込み。 油種別にみると、ガソリンが1.6円の値下げ、灯油が0.4円の値下げ、軽油が1.2円の値下げ、A重油が0.7円の値上げ。
 仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種則月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
 来月10月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比3.8円/リットルの値上がりとなる。
 コスト変化理由は、中書のドバイが前月比3.45ドル値上がりの109・12ドル/バーレル、南方のSLが前月比8.00ドル値上がりの113.66ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が4.34ドル/バーレルの値上がりとなり、これを円/リットルに換算すると2.87円/リットルの値上がりとなる。
 一方、為替レートが前月比1.91円円安の100.08円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると0.90円/リットルの値上がりとなる。
 それらの原油関連コスト小計が3.77円/リットルの値上がりとなり、製品輸入コスト0円/リットルを合算すると、コスト合計が3.77円/リットルの値上がりとなる。その小数第二位の四捨五入値が9月のコスト変化3.8円/リットル値上がりとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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