日刊ニュース

2013.11.01 のニュース

ガソリン在庫190万kl割れ続く 出荷も低調でバランス保つ~灯油は323万klを維持~

石連週報によるガソリン在庫は188万キロリットルで前週に比べて6万キロリットルの増となったが、前年に比べると40万キロリットルと低水準が続いている。190万♂キロリットル割れの低位となっているが、減販傾向にあり需給面での影響は少ない。生産(20~26日)は97万キロリットルで前週に比べ4万キロリットルの増となったが、出荷(販売)は91万キロリットルと低調である。灯油在庫は323万キロリットルで前週に比べ1万キロリットルの減、前年に比べると6万キロリットルの減となっているが、ほぼ前年並みで推移している。生産は30万キロリットルで3万キロリットルの増、出荷は31万キロリットルとなっている。在庫水準がほぼピークとみられ、これから荷動きも活発化しそうである。
 製品輸出(20-26日)はジェット燃料が20万キロリットル(前週が25万キロリットル)、軽油は12万キロリットル(15万キロリットル)で合計が32万キロリットル(40万キロリットル)となり、前週に比べ8万キロリットル減少している。輸出は減少気味であるが、様子をみることになる。
 原油処理は前週に比べ増産となっているが、ガソリン、灯油、C重油が前週に比べ増産となり、軽油、ジェット燃料が減産となっている。
 全体では、ガソリン在庫が188万キロリットルと190万キロリットル割れの低水準となっている。販売も天候不順であるため低調である。前週に比べると生産は4万キロリットルの増となるが、基調としては減産対応となっている。
 灯油在庫は323万キロリットルで前週に比べ1万キロリットル弱の減少で取り崩しとなったが、この水準がピークとみられ、これから荷動きが始まる。北海道はすでに冷え込んでおり、関東地区の冷え込みが早まりそうであるのと生協価格の値決めが本格化するが、SS店頭は100円/リットル(18リットル1800円)相場で形成されそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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