2013.11.12 のニュース
ガソリン 仕切改定で格差 出光90銭、昭シ1円、EMG1.5円下げ JXが4週据え置き
ガソリンの仕切価格は9日からJXが据え置き、出光が90銭/リットル、昭和シェルが1円、EMGが1円50銭の値下げとなった。JXが10月19日から4週連続して据え置きとなっている。だが出光は26日から累計すると4円60銭、EMGが26日から5円の値下げ、昭和シェルが2円40銭の各値下げとバラツキをみせている。大手のJXが据え置きを続けているため、末端市況は維持に努めているが、他社が値下がりとなっているため、下落傾向となっている。値下がり幅でこれだけ大幅な価格差がつくと市況対策も難しくなっている。街道沿いでは150円割れも散見している。
ガソリン仕切改定は、JXが連続して据え置きとなったが、EMGが1円50銭下げと格差がついた。10月中旬からの累計でみても、JXの据え置きから5円の値下がりと価格差が拡大しているため、販売業者は市況対策には苦慮している。
街道沿いは安値が153円程度であったものが150円割れとなり、セルフは140円台となってきた。全体的に下落しているため、高値と安値との価格差が縮小することになるが、150円前後となると販売業者のマージンも減少している。
据え置きと連続値下げに二通りに分かれるため相場づくりも難しくなっている。
販売業者のマージンも不明となりそうであり、当面様子をみることになるが、市況立て直しの動きは遅れそうである。
ガソリン需給は低在庫であるため下げ止めとなるが、価格差が拡大したため市況は混迷しそうである。